屋外での移動展示に向けて制作した実験的モバイルショールーム。普通免許で牽引できる最大床面積にチャレンジした。展開すると15.4㎡(江戸間10畳)の空間が生まれる。
秋田県立大学木材高度加工研究所が、世界一軽い椅子の制作用に開発してくれた世界一軽い杉合板を使用することで、おそらく普通免許で牽引できる重量750kgからトレーラー車両250kgを引いた積載部500kgでの空間体積としては世界一にチャレンジできているのではないかと思う。
展開した時にテントタープが本体を全体的に包み込むように押さえ込んで構造が成り立つように設計しています。格納時はボックス構造になって移動時の強度を確保していて、畳んだテントタープが屋外での保管での保護カバーの役割を担います。
本日お披露目となった屋外展示は、林野庁東北森林管理局とORAeのコラボレーション。人工林の中でも天然秋田杉に匹敵する高品質の高樹齢国有林秋田杉(通称マルコウマルコク)のプロモーションの一環として、ORAeのメンバーがその材の魅力を伝えるべく素敵なプロダクトを制作し展示しました。
基本設計:今中隆介
実施設計/本体部制作:萩原製作所
材料開発/供給:秋田県立大学木材高度加工研究所
テントタープ制作/スズキテント