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2022.7.9

内陸縦貫鉄道の松葉駅の魅力度アッププロジェクト

昨日、プロジェクトに参加した4人の学生の提案が形になりました。老朽化した駅舎の補修でもともと描かれていた壁画の代わりに、新しい壁画を描いて欲しいとの依頼でした。相変わらずですが、果たして壁画という言葉が持つ公共性についてクライアントと話し合って、2度のフィールドリサーチから学生が導き出した結論は「駅舎に絵を描かない!」。1970年に建築されて脈々と大切に使われてきた駅舎は、既に駅舎を取り巻く圧倒的な豊かな自然の風景に溶け込んでいて、果たして絵を描くということが正解なのか?悩んだ末の「駅舎に絵を描かない!」。予定された予算を「室内に使おう!」と秋田の県産材を使って優しく暖かな室内が生まれました。駅舎壁面にはミニマルに国鉄時代に終着駅であった駅名標を手描きで復元し、松葉駅が持つ歴史をそこに刻み込むことでこの駅舎を訪問する観光客だけでなく、地元住民の誇りとなって欲しいという願いを込めました。
このような想いに共感をいただいた、秋田内陸縦貫鉄道株式会社様と北秋田市内陸線再生支援室様に改めて感謝申し上げます。「インスタ映え」などという表層的かつ短絡的なことが求められる現代社会に対して、真摯に取り組んだ4人の学生を誇りに感じています。