世の中に出回っているオープナーは機能がフォルムとして前面に出ているものが多い。そのかたちは「開ける」という行為を示唆できる利点がある反面、使用者に握力の低下を可視化させてしまう可能性がある。本作品では非常に硬い樹種の黒檀とイタヤカエデを使い強度を保ちつつ、カタチから感じる「補助具っぽさ」をなくし、木製であることで触れたときのぬくもりや木特有の経年変化によって長く愛されるオープナーである。
デザイン:石綿丞(秋田公立美術大学2023年度3年生)
- 素材
- イタヤカエデ
- サイズ
- W40×D100×H25